住宅FCでよくある失敗とは?原因を理解して安定した経営を目指そう!

公開日:2023/01/15   最終更新日:2023/01/05

住宅FCでよくある失敗とは?
新しい事業として、住宅FCを検討している方も多いのではないでしょうか。住宅FCは、本部といくつもの加盟店で構成され、共通の事業として家づくりをメインに展開します。しかし、住宅FCは失敗することもあります。そこで安定した住宅FC経営をするためにも、失敗やその原因を確認しておきましょう。

住宅FCでよくある失敗

住宅FCは、商品やサービス、そしてさまざまなサポートを受けながら経営できるシステムです。新しい事業のひとつとして検討する方にとっては、魅力的な事業形態といえるでしょう。

しかし、住宅FCは必ずしもよいところばかりではありません。状況によっては、自サポート内容や商品などが原因で失敗してしまうこともあります。

サポート内容と違い

たとえば、商品やサービスが想像通りだとしても、サポートが違うということもあります。かりに商品やサービスに対する説明をしっかり受けたとします。

しかし、販売や営業方法が苦手、もしくは経験がない場合はどうでしょうか。商品やサービスだけでなく、販売や営業方法のサポートも必要と感じるでしょう。一方、FC本部のサポートは、それぞれ異なります。

つまり、すべての住宅FC本部で自分たちが必要とするサポートを提供しているとは限らないのです。販売や営業方法といった対応が分からなければ経営もスムーズに進みません。自分たちが必要としているサポートと違う場合は、失敗してしまったと感じるでしょう。

商品の魅力

商品の魅力は、住宅FCに限らず大切な要素です。FC加盟の説明会などで商品の魅力は、充分説明を受けるでしょう。しかし、実際にお客さんが必要としているのか、今まで評価が高かったのかはまったくの別問題です。

方針の違い

住宅FCは、住宅FC本部とその方針などに沿う加盟店で構成されています。つまり、住宅FC本部の考え方や指導が加盟店に大きな影響を与えるということです。しかし、そもそも方針が合わない場合は、本部と加盟店でトラブルになるかもしれません。

住宅FCで失敗する原因

住宅FCの失敗には、はっきりとした原因が存在します。しかし、原因をひとつずつ理解しておけば、失敗を未然に予防できるはずです。

FC本部のフォローが行き届かない

いくら住宅FCに加盟しても、住宅FC本部のフォローが行き届いていないときは失敗する可能性が高くなります。とくに住宅FCを足掛けに新しい事業を立ち上げた場合は、分からない事ばかりです。

しかし、フォローが行き届かなければ、ビジネスチャンスはもちろんのこと、クレームなどにも迅速に対応できません。

準備段階の指導不足

FC加盟後には、さまざまな準備が必要です。どのように経営すればよいのかはもちろんですが、公式サイトの公開、名刺やのぼり作成、さらにはパンフレットや広告なども考えなければいけません。

しかし、こういった準備段階の指導が悪ければ、なかなか本格的な営業に移れないでしょう。

加盟店の知識や勉強不足

そもそも何も勉強せずに住宅FCへの加盟を進めた場合は、失敗する原因となります。

FC加盟を目指す際は、仕組みや本部が行っている事業概要などを勉強しておかないといけません。細かい内容については、加盟してからになりますが、基礎的なものは事前に知っておくことが大切です。

悪質な住宅FC本部の見極め方

FCとは、大きな枠組みに入って営業するため、リスクがなく必ず成功すると考える方も多いのではないでしょうか。しかし、リスクは存在するうえ、住宅FC本部の中には悪質なところもあるので要注意です。

勧誘

悪質な住宅FC本部は、ひたすら勧誘に力を入れます。そもそもFCは、加盟店にもメリットがあるはずです。しかし、悪質な住宅FC本部の場合は、FC加盟店を増やすことに力を入れている傾向にあります。

とくに加盟を急かすような雰囲気を感じたときは要注意です。FC加盟は、必ずしもメリットばかりとは限りません。加盟に向けての説明を受けるときは、メリットとデメリットの両方を包み隠さず話すかが大きなポイントです。

評判や口コミ

評判や口コミは、悪質な住宅FC本部を見極めるためのポイントのひとつです。評判や口コミは、一般的な口コミサイトなどで確認できます。ただし、評判や口コミをすべて鵜呑みにしてはいけません。

なぜなら、掲載されている内容が本当に加盟した方の書き込みとは限らないからです。また、評価は個人の視点で行われます。たとえよい評価が多いといっても、自社には当てはまらないかもしれません。よい評価と悪い評価の両方を確認し、総合的な判断をしましょう。

法定開示書面の開示

法定開示書面とは、中小小売商業振興法で義務化されている開示する必要がある書面です。

法定開示書面にあたるのは、事業や契約内容でFC加盟前に開示しなければいけません。これからの情報が開示されていない場合は、悪質な住宅FC本部の可能性があるので要注意です。

まとめ

住宅FC加盟を目指すときは、商品やサービス、サポート、方針などをしっかり勉強しておきましょう。なぜなら、導入前の勉強は今後の事業を左右させる可能性が高いからです。また、住宅FC本部の見極めも大切です。強引な勧誘の有無や、評判や口コミ、そして必要な情報の開示が行われるかもチェックしておきましょう。住宅FC加盟は、今後を左右する大きな決断となります。下調べをしながら、信頼関係が築ける住宅FC本部を見つけて、成功への第一歩を踏み出しましょう。

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