日本CLT技術研究所(ライフデザイン・カバヤ株式会社)の口コミや評判
会社名:ライフデザイン・カバヤ株式会社
組織名: 日本CLT技術研究所
住所:〒700-0964 岡山県岡山市北区中仙道2丁目9−11
電話番号:086-246-6676
営業時間:10:00~18:00 ※土日祝休日
日本CLT技術研究所は、ひき板を繊維方向が直交するように重ねて接着したCLTと呼ばれるパネルを用いた建築の普及と技術開発を目的として設立されました。加盟店に対して、独自工法の共有、専用の構造計算システムの無料貸与、オリジナル構造部材の提供などを行っています。そんな日本CLT技術研究所の特徴を詳しくご紹介します。
独自工法を含む技術ノウハウが学べる
日本CLT技術研究所では、CLTと呼ばれるパネルを用いた建築技術を研究しています。そして、蓄積した技術ノウハウを加盟企業に共有しています。CLTとは、ひき板を繊維方向が直交するように重ねて接着した大判パネルのことです。CLT建築では、木材を意匠面だけでなく構造体としても使用するため、木のぬくもりに包まれた豊かな住宅を作れます。
国土の3分の2が森林でおおわれている日本において、適切に木材を使用して森林環境を循環させていくことは、持続可能な社会への実現にもつながります。また、歴史的な木造建築が存在しているように、木材は適切に使用することで高い耐久性や耐震性を発揮し、長く住み続けられる住宅を作れます。
調湿機能を持った木材による住宅は、住む人の健康も守る建材といえます。さらに、CLTは無垢の木に近く、接着剤の使用量も少ないため、有害な物質を放出することもありません。日本CLT技術研究所では、LC-core構法という独自工法も開発しています。
LC-core構法は、CLTパネルを効率的に配置しオリジナル金具で接合することで、耐震性能は維持したままCLTパネルの使用量を減らす構法です。LC-core構法で設計した住宅は、阪神大震災の地震などを再現した振動台実験を実施して構造の破壊が見られないことが確認されており、高い耐久性を発揮することが分かっています。
LC-core構法を用いることで、耐震性能に影響を与えることなく壁の量を少なくし、内装設計の自由度を高められます。ガラス張りの開放的な空間を作ることも可能で、デザイン性の高い住宅を設計できるのが魅力です。
顧客とのプランニング時に役立つ簡易壁配置システム「JOGA-light」を無料で貸与
日本CLT技術研究所は、顧客とのプランニング時に役立つ簡易壁配置システムである「JOGA-light」を、加盟店に対して無料で貸与しています。JOGA-lightは、日本CLT技術研究所の独自工法であるLC-core構法によるCLTの配置検討を簡易的に行える専用構造検討システムです。
dxfファイルに対応しており、住宅図面の下図を読み込んでCLTパネルを簡単なマウス操作で配置していくことで、量や配置バランスなどを意匠計画の段階で確認できます。重心位置もリアルタイムでチェック可能です。
配置した壁量が適切かどうか、構造計算も自動で行い、OKまたはNG判定を出す機能も搭載されているため、CLT構法における構造検討に慣れていない設計者でも、スムーズに構造検討を行えます。JOGA-lightによる構造検討結果はPDFで出力できるため、顧客との打ち合わせ資料として提示することも可能です。
また、打ち合わせの場でJOGA-lightを用いることで、その場で簡易的な構造計算をしながら、顧客との意匠打ち合わせができるため、あとで構造計算上問題があり、意匠を変更しなければならないといった事態も防止できます。スピーディーなプランニングは、顧客の満足度にもつながるでしょう。
オリジナルのCLT構造部材を提供
日本CLT技術研究所では、耐震性能は変えずにCLTパネルの量を減らすオリジナル構法であるLC-core構法を2016年から大学やメーカーなどと共同開発しました。その過程で生まれたオリジナルのCLT構造部材も加盟店に提供しています。CLTパネルの性能を最大限に引き出すオリジナル金物は、高耐力かつ高強度を発揮します。
CLTパネルとオリジナル金物を組み合わせることで、耐震性は維持したまま、壁量を減らして自由な内装設計ができるLC-core構法による設計を可能としています。また、ドリフトピン接合を基本としているため、施工の複雑さも最小限に抑えられています。
約80%の金物が工場での加工時点でビルトインされた状態で現場に搬入されるため、現場での施工の手間を抑えられます。CLTパネルにおいてもオリジナルのパネルを開発しています。オリジナルCLTパネルは、一般的なCLTパネルに比べ、従来の木造工法との親和性を考慮して作られています。そのため、特別な施工方法を習得しなくても施工できるのが特徴です。
まとめ
日本CLT技術研究所は、ひき板を繊維方向が直交するように重ねて接着したCLTと呼ばれるパネルを用いた建築技術を研究し、蓄えたノウハウを加盟店に共有しています。日本CLT技術研究所は、このCLTパネルとオリジナル金物を組み合わせることで、耐震性能を維持したまま壁量を減らすオリジナルのLC-core構法を確立しています。LC-core構法により、内装の自由度が広がります。加盟店に対して専用の構造計算システムであるJOGA-lightの無料貸与も行っています。JOGA-lightは、壁配置をマウス操作で簡単にできるうえに、リアルタイムで構造計算上のOK・NGが判断できるため、顧客との意匠打ち合わせもスムーズに行えます。耐久性や耐震性が高く、木のぬくもりをしっかりと感じられる住宅づくりをしたい会社は、日本CLT技術研究所への加盟を検討してみてはいかがでしょうか。